1/9小泉信三記念講座「江藤監督」(三田北館)

レポート/鬼頭43
山内応援指導部長の司会で、就任4年目を迎える江藤省三野球部監督が講演されました。
江藤監督はドラフトで巨人に入団されて、選手・コーチ・フロント・スカウト等で約40年、プロの世界を経験されました。

★「数学のプロの私が教えているのに、野球のプロの江藤さんが教えておかしくはない!」
プロ経験者の江藤氏が、学生野球の監督を引き受けることを躊躇しているときに、背中を押してくれた前島前野球部長・理工学部教授の言葉です。(同教授は小生同期です)
★プロとの違い・・・バットスイング・スピード
数々のプロ一流選手を見てきた江藤さんがまず感じたことです。
そこで提案したのは、「一日千本バットスイング」です。
マウンドからホームまで約18M,時速140キロのボールはホームまで0.4秒。
この間に球種を見分け、振るかどうかを判断する為、正確にヒットするにはスイングスピードが早くなくては不可能である。部員は理解し、実行したそうです。
★世界のホームラン王「王貞治氏」との交流。「名選手必ずしも名監督ならず」
巨人軍入団以来、王さんとは親交があり、同氏が巨人軍新監督就任時にはヘッドコーチ格で迎えられたそうです。
なにしろ年間30本のホームランが打てなくなったので引退したという人物です。
8番打者にも20本以上ホームランを打てる選手を育ってほしいと言われ、困惑したそうです。
現役選手ができないことを簡単にしてしまう監督で、選手の気持ちがなかなか理解できず、不成績で巨人を追われました。
ダイエーホークスでも、ファンから生卵を投げつけられるなど苦労をされ、優勝まで約10年掛ったとの話がありました。
★プロは金銭、学生は友情!
プロは年俸100万円違っても仲が悪いし、試合に勝っても自分が活躍しなければ意味がなく、1年ごとの勝負で、ダメと判断されれば即戦力外の世界である。
そのような世界に長かった江藤さんは、勝つためには非情に徹して勝負に掛けているが、懸命に努力する部員を見ているとつい、情がうつってしまい、失敗することが
あったとのことで、新シーズンは非情に徹すると言われました。
★塾野球部の特徴は、部員数200名超で浪人生が20%程度
他校では新入部員17名中15名が甲子園経験者もいる。「練習は不可能を可能にする」をモットーに努力しているが、監督懇親会で話が合うのは東大監督だそうだ。常日頃、違和感を感じるのは
野球選手の知識レベルの低さである。某テレビの土曜日朝番組で某球団の選手に漢字を読ませ、できない事で笑いをとっている始末である。
また、楽天イーグルスの初代米人GMには、「大リーガーには弁護士が何人もいるが、日本にはいないネ」とバカにされたこともあった。
文武両道のドラ一,福谷君(中日)がチームに溶け込めるか心配だとのこと。
また、彼は155キロが売り物であるが多分145キロが精一杯ではないか。昨年の伊藤隼太君(阪神)についても昨年秋口以降、大きく成長したとの話があり楽しみにしていたが、大リーガーの福留選手が3年契約で加入した為、苦戦が予想
されるが、頑張って欲しい。
その他、優勝を目指し、厳しい練習をしながらも部員には温かい眼差しを感じさせる講話があり、江藤氏の真面目な人柄を想像される講演会でした.  

 


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