塾旗について染色には顔料染め、本染め、注染等染色方法はいろいろあります。本染めのなかにも反応染め、友禅染め、カチオン染めなど、染める生地やデザイン、大きさ、使用目的によって染色方法は異なります。 昭和56年私が旗業に就いてから、慶應の応援旗は友禅染めで生地は正絹塩瀬でした。 生地にも木綿、アクリル、ポリエステル、麻などいろいろありますが、やはり高級品は絹です。その風合い・生地の厚さから、風にはためいた時の風格が一番いいからだと思います。 今回、応援指導部創部75年記念塾旗を御用命いただいたことはとても名誉なことであり、 私の旗にかけた人生の大きな励みとなりましたことをまず御礼申しあげます。 製作にあたりましては染色方法や生地などは従来の方法を踏襲しつつ、新たに撥水加工を施し、より丈夫に風雨に耐えるよう努力いたしました。 ミカミ株式会社 三上治彦 |